自転車誕生以前
自転車が誕生する以前の人々の移動手段は、主に動物に頼ったものでした。車輪を利用した移動手段があっても、馬車のように馬による牽引で、自力での走行システムが登場するのは、近代になるまで待たなければなりません。

1817年自転車の原型

ドライジーネ

自転車の原型は、1817年にドイツの貴族「カール・フォン・ドライス」により発明されたドライジーネだとされています。
そのころには今のようなペダルはなく、地面をけって進んでいました。
しかし当時の人々には不評だったようです。それに高価で操作が難しかったため、なんと自転車の教習所があったそうです!

1860年ペダルの出現

ヴェロシート

1860年代にフランスでドライジーネの前輪にクランクとペダルを直接とりつけた「ヴェロシート」が作られます。 これにより初めて操縦者は地面をける動作から解放されました。 ヴェロシートは人々から好評を得たようで、当時の大ブームとなりました。 しかし相変わらず操作は難しく、乗れるようになるには教習所に通う必要があったそうです。

1870年アリエルの誕生

アリエル

1870年、「自転車産業の父」と呼ばれるイギリスのジェームズ・スターレーにより、より軽く、より速く漕ぐことを実現するため、ヴェロシートの前輪を大幅に大きくした「アリエル」が製造されます。
これにより操作性は向上したものの、サドルが前輪の上についているため、位置が極端に高く、転倒すれば頭から転落してしまうため、日常で使用するには不向きでした。

1887年自転車が庶民に普及する

1886年、ジェームズ・スターレーの甥、ジョン・ケンプ・スターレーが後輪駆動型自転車「セーフティー」を製造しました。
ここからようやく現在の自転車に近い形になってきます。
後輪駆動なのでサドルの位置が低く、操作性も優れているため転倒の危険も少ないという当時としては画期的な自転車でした。
セーフティーは大ヒットし、世界中に広まることになりました。

現在に至る